少子高齢化社会の到来による被保険者(加入者)の減少や平均寿命の延びなどなど、年金制度自体が前提とするマクロ経済の状態が大きく変わり、年金の財源問題などがでてきた。こうしたことから、年金給付額にマクロ経済全体の変化を反映させ自動的に調整させる機能を持つ制度が導入された。この制度や物価スライド制度は公的年金に適用されるもので、一般的に私的年金と呼ばれるものには適用されない。また国民年金であっても、付加年金や死亡一時金には適用されない。

超分かりやすく言いますと、世間では好景気で賃金や物価が上昇しても、年金暮らしの人にはそんな徳はさせませんよと言う都合の良い制度です。
※将来の年金給付額を安定させるためと言う、錦の御旗を前面に押し出して綺麗ごとを抜かしてますがね。

2020年度マクロ経済スライドは実行されるのか