高年齢雇用継続給付とは
基本手当(再就職手当など基本手当を支給したとみなされる給付を含みます。以下同じ。)を受給していない方を対象とする給付金で、原則として60歳時点の賃金と比較して、60歳以後の賃金(みなし賃金を含む)が60歳時点の75%未満となっている方で、以下の2つの要件を満たした方が対象となります。
1.60歳以上65歳未満の一般被保険者であること。
2.被保険者であった期間が5年以上あること。
※厚労省HPより引用
つまり、一定の条件を満たし60歳以上で働く意思があり雇用保険に5年以上加入していた人が60歳までに貰っていた給料より60歳以降に貰う給料が75%未満に下がった場合一部給与の減額分を補填しますよと言う制度です。
※老齢厚生年金が減額される場合があります。
いつから廃止されるのか
現在の給付水準を2025年度に60歳になる人から半減させ、2030年度以降60歳になる人から廃止するスケジュール。主に現在54歳の人から半減が始まる計算になる。65歳までの継続雇用が25年度から完全義務化されるため、企業が自力で対応して賃金水準を担保するべきと言う考え方になる。
厚労省は来年の通常国会に雇用保険法改正案の提出を目指している。
ますます、高齢で働くことが辛く厳しい状況になります。現在54歳前の方たちは減額分を自分で確保することが必要です。
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