定年と仕事
現役の時の転職活動と定年退職後の再就職活動とは全く違うものと考えたほうが良いでしょう。
しかし体力、気力とも十分なのに、60歳で引退するのは、早すぎますしもったいないです。
そこで、定年後の再就職の心構えから説明します。
定年後の再就職の目的を考えると
①家計的なもの(生活費の必要性、将来への貯蓄、小遣い稼ぎなど)
②人生観的なもの(生きがい、社会貢献、健康維持など)に大きく分けられますので、各人によってウェイトの置き方も異なってくると思います。
しかし、高齢者を求めている民間の企業は今の日本ではそんなにはないのが現実です。
よほどのコネが無い限りそうたやすく高齢者が再就職にありつけることはありません。
そこで、定年後の再就職の力強い味方になってくれるのが、公的機関が行っている人材銀行への登録や民間の求人情報サイトです。
特に民間の求人情報サイトは再就職先の情報が幅広く定年後の再就職活動の大きな助けとなります。
以下定年後の再就職するための情報収集から、公的な人材銀行、民間の転職情報サイトの上手な活用方法を紹介しますので、ご活用ください。
その1情報収集
定年後の再就職を成功させるには情報をいかに的確に収集・分析するかがポイントです。
転職したい会社の企業情報や求人情報を上手に集めなくては、戦いに参加することすら出来ないのです。
その主な方法として
①公共の職業斡旋機関であるハローワークや東京人材銀行などの機関があります。
②大手新聞社などに掲載されている求人広告。
・新聞の求人広告にはそれぞれ特徴があり採用者である企業の意図が読める。
③インターネットによる就職情報サイト。
最近のネット就職情報はかなり多角化していて、さまざまなニーズに応えるています。
今後も就職活動の主流になることは間違いありません。
但し、インターネットによる情報は双方向とは言うものの、実際には企業側の一方通行的な色合いが強いのも確かです。
転職を成功させるのも最終的には、人と人との出会いみたいなものなのであまりインターネットなどの情報を過信しすぎないようにする注意も必要です。
その他として、会社の辞書的な意味合いが強い「会社四季報」や日経会社情報なども企業の動向なども読み取ることが出来大変参考になります。
会社四季報などは、インターネット証券で口座を開設すれば、各証券会社のホームページで無料で四季報を見ることが出来ます。
四季報のほかにも、日本を代表する会社の情報収集が無料で入手できる、ネット証券の口座をこの機会に作っておくことをお勧めします。
私が実際に利用しているネット証券会社で一番のお勧めは口座数がネット専業証券の中でトップで、企業情報も見やすい、
それと夜間取引など他に無いサービスも行っている
いずれも口座開設は無料です。
申し込みからおおよそ10日ほどで口座開設ができますので作っておいて損はないです。
その2.人材銀行
公的機関の人材銀行と民間の人材バンク、名前は似ていますが、全く別物ですので注意してください。
人材銀行は公的な機関です。
民間の人材バンクなどの紹介会社は国の認可を受けた民間の有料職業紹介事業者のこと言います。
人材銀行ですが、これは中高年の再就職について相談と斡旋を行っている公的機関。全国12箇所の主要都市に開設されています。
扱う内容が管理職・技術職・専門職などに限られる点がハローワークと違うだけでサービスは全て無料で受けられます。
追記:人材銀行は平成28年3月いっぱいで廃止されました
その3.転職情報サイト
インターネットで仕事を探すメリットは、なんと言ってもその膨大な企業情報の数と採用者の側から転職者にきめの細かいアドバイスが出来ること。
そして、最後まで面倒をみてくれることです。
ここでは頼りになる代表的なネット転職情報サイトを紹介します。
詳しくは、当サイトの就職支援をご覧下さい。
しごと情報ネット
しごと情報ネットとは、(財)雇用情報センターが運営しています。
仕組みは仕事を探している方々が、インターネットを活用して、民間の職業紹介会社、求人情報提供会社、ハローワーク等の参加機関が保有する求人情報を検索し、それぞれの機関にアクセスしやすくすることによって、仕事探しを支援する仕組みです。
追記:しごと情報ネットは平成28年3月いっぱいで廃止されました
定年後の再就職活動に続きます
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