退職時に受け取る書類一覧|離職票・源泉徴収票・雇用保険の用途を解説

退職時受け取る書類 退職・転職準備
退職・転職準備
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「退職するとき、会社から何を受け取ればいい?」

「離職票は必ず必要?」

「転職先が決まっている場合も同じ書類が必要?」

退職時には、会社からさまざまな書類を受け取ります。

これらは、

  • 転職先への提出
  • 失業給付の申請
  • 健康保険の切り替え
  • 年金の手続き
  • 確定申告

などに使う重要な書類です。

結論からいうと、退職時に確認したい主な書類は次のとおりです。

書類主な用途
離職票失業給付の申請
源泉徴収票年末調整・確定申告
雇用保険被保険者証転職先での雇用保険手続き
健康保険資格喪失証明書国民健康保険などへの切り替え
退職証明書退職事実・条件の証明
年金関係の情報国民年金等の手続き
会社独自の書類退職金・企業年金など

ただし、すべての書類が全員に必ず必要というわけではありません。

転職先が決まっているか、失業給付を申請するか、健康保険をどうするかによって必要書類は変わります。

この記事では、退職時に受け取る書類と、その用途・確認ポイントを分かりやすく解説します。


退職時に受け取る主な書類

1.離職票

離職票は、主に失業給付の申請に使う書類です。

正式には、

  • 雇用保険被保険者離職票-1
  • 雇用保険被保険者離職票-2

があります。

退職後にハローワークで基本手当などの手続きをする場合に必要です。

離職票が必要な人

  • 次の仕事が決まっていない
  • 失業給付を申請する予定
  • 退職後しばらく求職活動をする

転職先が決まっている場合

すぐ次の会社へ入社する場合、失業給付を申請しないなら離職票を使わないこともあります。

ただし、予定が変わる可能性もあるため、必要になる可能性がある人は会社へ発行を依頼しておくと安心です。


2.源泉徴収票

源泉徴収票は非常に重要です。

主に、

  • 転職先での年末調整
  • 自分で行う確定申告

に使います。

例えば、年の途中で退職し、同じ年に別の会社へ転職した場合、新しい会社から前職の源泉徴収票の提出を求められることがあります。

源泉徴収票で確認できる主な内容

  • 支払われた給与額
  • 源泉徴収された所得税額
  • 社会保険料等

などです。

なくさないよう注意

年末近くになって、

「源泉徴収票が見つからない」

というケースがあります。

受け取ったら、すぐに保管場所を決めておきましょう。


3.雇用保険被保険者証

雇用保険被保険者証は、雇用保険の被保険者番号などが記載された書類です。

転職先で雇用保険に加入する際に必要になることがあります。

転職先が決まっている場合

新しい会社の入社手続きで提出を求められることがあります。

会社が保管している場合

在職中は会社側が保管しているケースもあります。

退職時に返却されるか確認しましょう。


4.健康保険資格喪失証明書

退職すると、原則として退職日の翌日に会社の健康保険の資格を失います。

その後、

  • 転職先の健康保険
  • 国民健康保険
  • 家族の健康保険の扶養
  • 任意継続

などへ切り替える必要があります。

その際に、前の健康保険の資格を失ったことを証明するため、健康保険資格喪失証明書が必要になる場合があります。

特に必要になりやすい人

  • 退職後すぐ転職しない
  • 国民健康保険へ加入する
  • 家族の扶養に入る手続きをする

会社や健康保険組合によって発行方法が異なるため、退職前に確認しておきましょう。


5.退職証明書

退職証明書は、

その会社を退職したことを証明する書類

です。

会社から自動的にもらう書類ではなく、必要に応じて請求するケースがあります。

労働基準法22条では、退職した労働者が証明書を請求した場合、会社は一定の事項について遅滞なく交付しなければならないとされています。

証明を求められる主な事項

  • 使用期間
  • 業務の種類
  • 地位
  • 賃金
  • 退職理由

などです。

どんなときに使う?

  • 転職先から提出を求められた
  • 退職したことを証明したい
  • 離職理由の確認が必要

などの場合です。


6.年金関係の手続きに必要な情報

退職後すぐ次の会社へ入社しない場合は、年金の切り替えが必要になることがあります。

例えば、厚生年金から国民年金への切り替えです。

手続きでは、

  • 基礎年金番号が分かるもの
  • 退職日が確認できる書類

などを求められる場合があります。

50代・60代では、年金受給開始時期や働き方との関係もあるため、退職後の年金手続きを放置しないようにしましょう。


7.退職金・企業年金に関する書類

退職金制度がある会社では、

  • 退職金支給明細
  • 退職所得の受給に関する申告書
  • 企業年金に関する案内

などを受け取る場合があります。

特に長く勤務した50代・60代では、退職金が大きな金額になることもあります。

確認したいこと

  • 支給日
  • 支給額
  • 税金
  • 企業年金の扱い
  • 振込口座

などです。

会社の人事・総務へ確認しましょう。

→退職後の年金手続きについて


転職先が決まっている場合に特に確認したい書類

すぐ次の会社へ入社する場合は、特に次を確認します。

  • 源泉徴収票
  • 雇用保険被保険者証
  • 年金関連情報
  • 健康保険関連情報

新しい会社から、

「入社手続きに必要な書類一覧」

が送られてくることもあります。

その案内と照らし合わせましょう。


転職先が決まっていない場合に特に必要な書類

退職後に求職活動をする場合は、

  • 離職票
  • 健康保険資格喪失証明書
  • 源泉徴収票
  • 雇用保険被保険者証

などを特に確認します。

失業給付を受ける予定なら、離職票は重要です。

→ 転職先が決まる前に退職しても大丈夫?


退職時に会社へ返すものも確認する

受け取る書類だけでなく、会社へ返却するものもあります。

例えば、

  • 健康保険証等
  • 社員証
  • 入館証
  • パソコン
  • スマートフォン
  • 制服
  • 名刺
  • 会社の鍵
  • 業務資料

などです。

会社の情報を自宅PCや私物USBなどに残さないよう注意しましょう。


健康保険証はどうなる?

現在は健康保険証の制度がマイナ保険証へ移行していますが、会社の健康保険の資格そのものは退職日の翌日に失います。

そのため、退職後は、

  • 転職先の健康保険に入る
  • 国民健康保険へ切り替える
  • 任意継続する
  • 家族の扶養に入る

などの対応が必要です。

どの方法がよいかは、保険料や家族構成などによって異なります。


離職票はいつ届く?

離職票は通常、会社がハローワークへ離職手続きをしたあと発行されます。

そのため、

退職日に必ず手渡されるとは限りません。

後日郵送されるケースがあります。

退職前に、

「離職票はいつ、どの住所へ送られますか?」

と確認しておくと安心です。


源泉徴収票はいつもらえる?

源泉徴収票も、退職日にその場で渡されるとは限りません。

後日郵送されるケースがあります。

転職先へすぐ提出する必要がある場合は、

いつ頃発行予定か

を人事へ確認しておきましょう。


書類は退職前に一覧で確認する

おすすめなのは、退職前に人事へ、

「退職後に会社から発行される書類を一覧で教えてください」

と確認することです。

会社ごとに手続きが多少異なるためです。

例えば、

  • 離職票
  • 源泉徴収票
  • 資格喪失証明書

などが、

退職日当日にもらえるのか
後日郵送なのか

を確認します。


引っ越す場合は送付先住所を伝える

退職後に引っ越す予定がある場合は注意してください。

離職票や源泉徴収票が旧住所へ送られると、受け取りが遅れる可能性があります。

退職時に、

退職後の連絡先・住所

を会社へ伝えておきましょう。


離職理由は必ず確認する

特に重要です。

離職票には離職理由に関する情報があります。

例えば、

  • 自己都合
  • 会社都合
  • 契約期間満了

などです。

離職理由によって、雇用保険の給付に影響する場合があります。

そのため、

実際の退職理由と違っていないか

確認しましょう。


会社都合退職なのに自己都合になっていたら?

例えば、

  • 解雇
  • 退職勧奨
  • 事業所閉鎖
  • 人員整理

など、実態として会社側の事情があるにもかかわらず、離職理由が自己都合になっている場合です。

その場合は、そのまま放置しないことが重要です。

会社へ確認し、必要に応じてハローワークへ相談しましょう。

離職理由の最終的な判断は、会社の記載だけで自動的に決まるものではありません。


書類を会社が送ってくれない場合は?

まず会社の人事・総務へ確認します。

例えば、

「○月○日に退職しましたが、源泉徴収票がまだ届いていません」

と問い合わせます。

それでも対応されない場合は、書類によって相談先が異なります。

離職票

ハローワーク

源泉徴収票

税務署

退職証明書

労働基準監督署・労働局等への相談を検討

というように、公的機関へ確認する方法があります。


退職時の書類は何年間保管する?

一律に「全部○年間」と決まっているわけではありませんが、退職関連書類はすぐ捨てない方がよいでしょう。

特に、

  • 源泉徴収票
  • 離職票
  • 退職証明書
  • 退職金関係書類
  • 年金関係書類

は、後から必要になる可能性があります。

紙だけでなく、PDFなどで控えを残しておく方法もあります。


退職時に受け取る書類チェックリスト

退職前に確認してください。

  • □ 離職票は必要か
  • □ 離職票の送付先を確認した
  • □ 源泉徴収票の発行時期を確認した
  • □ 雇用保険被保険者証を受け取る
  • □ 健康保険資格喪失証明書が必要か確認した
  • □ 退職証明書が必要か確認した
  • □ 年金手続きに必要な情報を確認した
  • □ 退職金・企業年金の書類を確認した
  • □ 転職先の入社書類と照合した
  • □ 会社へ返却する物を確認した
  • □ 退職後の住所・連絡先を会社へ伝えた
  • □ 離職理由を確認する

退職時に受け取る書類についてよくある質問

離職票は全員必要ですか?

必ずしも全員が使うわけではありません。

主に失業給付を申請する場合に必要です。次の会社へすぐ入社する場合は使わないこともあります。

源泉徴収票は必ず必要?

年末調整や確定申告に必要になる重要な書類です。

同じ年に転職する場合は、転職先から提出を求められることがあります。

雇用保険被保険者証は何に使う?

新しい会社で雇用保険の加入手続きをする際などに使われます。

健康保険資格喪失証明書は必ずもらう?

国民健康保険への加入などで必要になる場合があります。

退職後すぐ転職する場合など、不要なケースもあります。

退職証明書は会社が必ずくれる?

自動発行ではない場合があります。

必要なら会社へ請求しましょう。

書類が届かない場合は?

まず会社へ問い合わせます。

書類に応じて、ハローワーク・税務署・労働局などへ相談する方法もあります。

会社都合なのに離職票が自己都合になっていたら?

会社へ確認し、納得できない場合はハローワークへ相談しましょう。


まとめ|退職時の書類は「何に使うか」を理解して受け取り漏れを防ごう

退職時に確認したい主な書類は、

  1. 離職票
  2. 源泉徴収票
  3. 雇用保険被保険者証
  4. 健康保険資格喪失証明書
  5. 退職証明書
  6. 年金関係の情報
  7. 退職金・企業年金関係書類

です。

ただし、

すべての書類を全員が同じように使うわけではありません。

例えば、

転職先が決まっている人

源泉徴収票・雇用保険関係を優先確認。

転職先が未定の人

離職票・健康保険・年金関係まで確認。

という違いがあります。

退職時には、

受け取る書類
だけでなく、

いつ届くのか
どこへ送られるのか
何に使うのか

まで確認しておきましょう。

特に50代・60代で、退職後しばらく仕事をしない可能性がある場合は、

  • 雇用保険
  • 健康保険
  • 年金
  • 税金

の手続きが必要になることがあります。

退職日が近づいてから慌てるのではなく、退職前に人事・総務へ必要書類を一覧で確認することが大切です。

→「退職届・退職願の書き方」を見る


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