50代からNISAを始めようと思っても、「証券会社が多すぎてどこを選べばいい?」
「SBI証券と楽天証券はどちらがいい?」「投資初心者でも使いやすい証券会社は?」と迷う人も多いでしょう。
NISAの基本的な制度はどの金融機関を利用しても同じですが、証券会社によって、
- 取扱商品
- 売買手数料
- ポイントサービス
- クレジットカード積立
- サポート体制
- 米国株などの取扱商品
- Webサイトやアプリの使い勝手
などには違いがあります。
特に50代からNISAを始める場合は、単に「商品数が多い証券会社」を選ぶのではなく、これから10年・20年と無理なく利用できる証券会社かどうかを確認することが大切です。
この記事では、50代がNISAを始めるときに候補となる、
SBI証券・楽天証券・松井証券・マネックス証券
の4社を比較し、それぞれどのような人に向いているのか解説します。
※2026年8月時点の各社公式情報をもとに作成しています。サービス・手数料・ポイント制度等は変更される場合があります。口座開設前に必ず各証券会社の公式サイトで最新情報をご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的としており、特定の金融商品への投資を推奨するものではありません。投資には元本割れなどのリスクがあります。
50代がNISAで選びたい証券会社4社を比較

まずは今回紹介する4社の特徴を簡単に比較します。
| 証券会社 | 主な特徴 | こんな50代に向いている |
|---|---|---|
| SBI証券 | 商品ラインアップ・ポイントサービスが充実 | 選択肢の多さを重視したい |
| 楽天証券 | 楽天ポイントとの連携が充実 | 楽天サービスをよく利用する |
| 松井証券 | NISA専用の電話サポートがある | 初めての投資でサポートを重視 |
| マネックス証券 | 米国株の取扱いが豊富 | 将来、米国株にも投資したい |
結論として、どの人にも必ず1社がベストというわけではありません。
普段利用しているサービスや、どのような商品に投資したいのかによって選ぶ証券会社は変わります。
迷ったらどう選ぶ?50代向け証券会社の選び方

証券会社を比較するときは、次の5項目を確認すると選びやすくなります。
- 1.NISAの手数料
- 2.投資信託の品ぞろえ
- 3.ポイントサービス
- 4.サポート体制
- 5.将来どんな投資をしたいか
- SBI証券のメリット
- SBI証券の注意点
- SBI証券が向いている人
- 楽天証券のメリット
- 楽天証券の注意点
- 楽天証券が向いている人
- 松井証券のメリット
- 松井証券の注意点
- 松井証券が向いている人
- マネックス証券のメリット
- マネックス証券の注意点
- マネックス証券が向いている人
- ポイントだけで決めない
- 投資信託の本数だけで決めない
- キャンペーンだけで決めない
- 退職金を一度に投資しない
- STEP1 証券会社を比較する
- STEP2 証券総合口座を開設する
- STEP3 NISA口座を申し込む
- STEP4 投資する商品を選ぶ
- STEP5 無理のない金額で積立設定する
- Q.50代ならSBI証券と楽天証券どちらがおすすめ?
- Q.投資初心者ならどこがいい?
- Q.証券会社によってNISAの非課税枠は違う?
- Q.NISA口座を複数の証券会社で作れる?
- Q.50代からNISAを始めても遅くない?
1.NISAの手数料
NISAで長期間運用するなら、取引コストは重要です。
今回紹介する主要ネット証券では、NISA対象の国内株式・投資信託などについて売買手数料無料のサービスが充実しています。
例えばSBI証券では、NISAの投資信託、国内株式、米国株式・海外ETFの取引手数料を一定の条件のもと0円としています。
👇SBI証券の公式サイトを見る
SBI証券楽天証券でもNISAの国内株式、米国株式、海外ETF、投資信託について売買手数料無料を案内しています。
👇楽天証券の公式サイトを見る
楽天証券
ただし、投資信託には信託報酬など、売買手数料とは別の費用が発生する商品があります。
「NISAだからすべての費用が無料」というわけではないので注意しましょう。
2.投資信託の品ぞろえ
50代からNISAを始める場合、つみたて投資枠で投資信託を積み立てたい人も多いでしょう。
証券会社によって取り扱っている投資信託は異なります。
SBI証券では2026年1月時点で投資信託2,600本超を取り扱い、NISAでは成長投資枠1,494本、つみたて投資枠282本を取り扱っていました。商品ラインアップはその後変更される可能性があります。
楽天証券や松井証券なども多数の投資信託を扱っています。
ただし、商品数が多ければ必ず優れているというわけではありません。
自分が購入したい商品があるかどうかを確認することが重要です。
3.ポイントサービス
現在は証券会社ごとにポイントサービスが充実しています。
例えばSBI証券では、投資信託の購入にポイントを利用でき、クレジットカード積立でも条件に応じてポイントを獲得できます。
楽天証券では楽天ポイントを利用した投資ができるほか、楽天カードによる投信積立などでも条件に応じてポイントを獲得できます。
普段使っているポイントとの相性で選ぶ方法もあります。
4.サポート体制
50代で初めてネット証券を利用する場合、
「操作方法が分からなかったらどうしよう」
という不安もあるでしょう。
その場合は、手数料やポイントだけでなく、電話・チャットなどのサポート体制も比較します。
特に松井証券にはNISA専用サポートダイヤルが設けられています。平日8時30分~17時にNISAについて専門スタッフへ問い合わせできます。
👇松井証券の公式サイトを見る
松井証券のNISA~100円から始められる~ネット操作に不安がある人にとっては重要な比較ポイントです。
5.将来どんな投資をしたいか
最初は投資信託だけでも、「将来は日本株を買いたい」「米国株にも投資してみたい」と思うことがあります。
NISA口座の金融機関は変更できますが、同一年中にNISAで買付できる金融機関は1つです。
そのため、数年後にやりたい投資まで考えて証券会社を選んでおく方法があります。
1.SBI証券|商品ラインアップを重視したい50代

SBI証券は、「どこを選べばいいか分からないが、選択肢を広く持っておきたい」という人が検討しやすい証券会社です。
NISAでは、
- 投資信託
- 国内株式
- 外国株式
などを取り扱っています。
NISA対象の投資信託・国内株式・米国株式・海外ETFについても、一定の条件のもと取引手数料0円を打ち出しています。
SBI証券のメリット
商品ラインアップが豊富
投資信託だけでなく、日本株や外国株など幅広い商品を取り扱っています。
最初は投資信託だけを積み立て、「慣れたら株式にも挑戦したい」という人にも選択肢があります。
ポイントサービスが充実している
投資信託の購入にポイントを利用できます。
また、三井住友カードなど対象カードを利用したクレカ積立にも対応しており、カードや利用条件によってポイント還元率が異なります。
投資信託の保有でもポイント対象商品がある
SBI証券には投信マイレージがあり、対象となる投資信託の保有残高などに応じてポイントを受け取れる仕組みがあります。
長期間積み立てる人には確認しておきたいサービスです。
SBI証券の注意点
サービスやポイント制度が多い分、「最初は少し複雑に感じる人がいる」可能性があります。
ポイント還元率についてもカード種類や年間利用額などによって条件が異なります。
「最大○%」だけを見るのではなく、自分が利用するカードでは実際に何%になるのか確認しましょう。
SBI証券が向いている人
- 商品ラインアップを重視したい
- NISAで投資信託を積み立てたい
- 将来、日本株や米国株にも挑戦したい
- Vポイントなどを利用している
- 1社で幅広い投資をしたい
という人は候補にしやすいでしょう。
👇SBI証券の公式サイトを確認する
2.楽天証券|楽天サービスを利用している50代

普段から楽天市場や楽天カードなどを利用している人なら、楽天証券も有力な候補です。
楽天証券のNISAでは、
- 国内株式
- 米国株式
- 海外ETF
- 投資信託
などの対象取引について売買手数料無料を案内しています。
2026年7月時点では楽天証券のNISA口座数は800万口座を突破しています。
楽天証券のメリット
楽天ポイントを利用できる
楽天証券では楽天ポイントを投資に使えます。
対象となる、
- 投資信託
- 国内株式
- 米国株式
などの購入代金にポイントを利用できます。
普段の買い物で楽天ポイントを貯めている人には使いやすい仕組みです。
楽天カードで投信積立ができる
楽天カードによる投信積立にも対応しています。
ポイント進呈率は楽天カードの種類や購入するファンド等によって異なります。
少額投資に対応
楽天証券では投資信託を100円から購入できるサービスがあります。
いきなり大きな金額を投資することに不安がある50代でも、少額から試しやすいでしょう。
楽天証券の注意点
楽天証券のメリットの一つは楽天グループとの連携です。
そのため、楽天カードや楽天ポイントをほとんど使わない人にとっては、ポイント面でのメリットを十分に活用できない可能性があります。
ポイント制度は変更されることもあるため、口座開設時に最新条件を確認しましょう。
楽天証券が向いている人
- 楽天市場を利用している
- 楽天カードを利用している
- 楽天ポイントを貯めている
- ポイントを使って投資したい
- 少額からNISAを始めたい
という人には候補となります。
👇楽天証券の公式サイトを確認する
楽天証券
3.松井証券|サポートを重視する50代

50代で初めて投資する人の中には、「ネット証券は操作が難しそう」と感じる人もいるでしょう。
その場合に比較しておきたいのが松井証券です。
松井証券ではNISAで取引できる、日本株・米国株・投資信託の売買手数料を無料としています。
松井証券のメリット
NISA専用サポートがある
松井証券にはNISA専用の電話窓口があります。
NISA制度や口座について分からないことを専門スタッフへ確認できます。
50代で初めて証券口座を利用する人には大きな安心材料でしょう。
顧客サポートの評価実績がある
松井証券は、HDI-Japanによる2025年度の証券業界「問合せ窓口格付け」で最高評価の三つ星を15年連続で獲得したと公表しています。
サポートを重要視している証券会社だと判断する材料になります。
投資信託も幅広い
松井証券では2026年3月末時点で累計採用投資信託が2,000本を超えています。
NISA初心者だけでなく、投資に慣れてから商品を増やしたい人にも選択肢があります。
松井証券の注意点
ポイントや経済圏との連携を最優先するなら、SBI証券や楽天証券なども比較した方がよいでしょう。
一方、「分からないときに問い合わせられる安心感を重視する」のであれば、松井証券は比較する価値があります。
松井証券が向いている人
- 初めてNISAを利用する
- ネット証券の操作に不安がある
- 電話サポートを重視したい
- 投資信託を中心に始めたい
- 日本株にも興味がある
という50代に向いています。
👇松井証券の公式サイトを確認する
4.マネックス証券|米国株にも興味がある50代

「最初は投資信託を積み立て、将来的には米国株にも投資したい」という人なら、マネックス証券も比較しておきたい証券会社です。
マネックス証券ではNISAの、
- 日本株
- 単元未満株
- 米国株
- 中国株
- 投資信託
について売買手数料無料としています。
マネックス証券のメリット
米国株の取扱いが豊富
マネックス証券では5,000を超える米国株を取り扱っています。
投資信託だけでなく、将来的に個別の米国企業へ投資したい人には魅力があります。
NISAの取引手数料が無料
マネックス証券ではNISAの日本株・米国株・中国株・投資信託について、国内取引手数料や売買手数料を無料としています。
ただし、外国株では為替コストや現地手数料等が発生する場合があるため、個別条件を確認してください。
クレカ積立にも対応
マネックス証券ではクレジットカード積立にも対応しており、2026年7月時点の公式案内では条件に応じて最大3.1%のポイント還元を掲げています。
実際の還元率はカードや積立額などによって異なるため、最大値だけで比較しないことが重要です。
マネックス証券の注意点
米国株の選択肢が豊富でも、
NISA初心者が最初から個別の米国株を購入する必要はありません。
投資経験が少ない場合は、まず長期・積立・分散の考え方を理解したうえで商品を選びましょう。
マネックス証券が向いている人
- 米国株にも興味がある
- 将来、投資の選択肢を増やしたい
- クレカ積立を利用したい
- 投資情報も活用したい
という人には候補になります。
👇マネックス証券の公式サイトを確認する
SBI証券と楽天証券ならどちらがいい?

多くの人が迷いやすいのが、SBI証券と楽天証券です。
大まかに分けると、
SBI証券が向いている人
商品ラインアップやポイントサービスの選択肢を重視する人
です。
投資信託だけでなく、国内株・外国株など幅広く取り扱っています。
SBI証券公式サイトで口座を開く👇
楽天証券が向いている人
楽天サービスを日常的に利用している人
です。
楽天カード、楽天ポイント、楽天市場などを利用しているなら、サービスをまとめやすいメリットがあります。
したがって、「SBI証券の方が絶対に良い」
あるいは、「楽天証券の方が必ず得」
とはいえません。
自分が普段使っているサービスとの相性で考えましょう。
50代のNISA初心者なら松井証券も比較したい
SBI証券と楽天証券は有力な選択肢ですが、**「ネット操作が苦手」「NISAについて電話で質問したい」**という人なら松井証券も比較してください。
松井証券にはNISA専用サポートがあります。
50代・60代では、ポイントを年間数千円多く獲得できることより、分からないときに問い合わせられることを重要視する人もいるでしょう。
証券会社は長く利用する可能性があるため、自分が安心して利用できるかも大切です。
50代向け証券会社を目的別に選ぶなら

迷った場合は、次のように整理すると分かりやすいでしょう。
商品の豊富さを重視
SBI証券
幅広い金融商品から選びたい人向け。
楽天ポイントを利用
楽天証券
楽天カード・楽天市場などを利用している人向け。
サポートを重視
松井証券
初めてネット証券を利用する人や、電話で質問したい人向け。
米国株も検討
マネックス証券
将来的に米国個別株などにも投資したい人向け。
このように、自分が一番重視する条件を一つ決めると選びやすくなります。
50代が証券会社を選ぶときに注意したいこと

ポイントだけで決めない
「最大○%ポイント還元」
という数字は魅力的ですが、最大還元率には特定のカードや利用条件が設定されていることがあります。
通常のカードで自分が受け取れる還元率を確認しましょう。
投資信託の本数だけで決めない
2,000本の投資信託があっても、実際に購入するのは数本という人も多いでしょう。
商品数より、
自分が購入したい低コスト商品を取り扱っているか
を確認してください。
キャンペーンだけで決めない
証券会社では期間限定キャンペーンが開催されることがあります。
しかし、NISAは10年、20年と利用する可能性があります。
一時的なキャンペーンよりも、
- 手数料
- 商品
- サービス
- サポート
- 使いやすさ
を重視した方がよいでしょう。
退職金を一度に投資しない
50代で退職金を受け取り、NISA口座を開設する人もいるでしょう。
しかし、
「NISA口座を開設したから投資枠いっぱいまで使う」
必要はありません。
まず、
- 退職後の生活費
- 税金・社会保険料
- 緊急予備資金
- 数年以内に使うお金
を確保します。
そのうえで、長期間使わない余裕資金についてNISAを検討することが重要です。
50代がNISA口座を開設してから始めるまでの流れ

基本的な流れは次のとおりです。
STEP1 証券会社を比較する
手数料・商品・ポイント・サポートなどを比較します。
↓
STEP2 証券総合口座を開設する
本人確認書類などを用意して申し込みます。
↓
STEP3 NISA口座を申し込む
総合口座と同時に申し込める証券会社もあります。
↓
STEP4 投資する商品を選ぶ
投資信託などの特徴・リスク・信託報酬を確認します。
↓
STEP5 無理のない金額で積立設定する
最初からNISA枠をすべて使う必要はありません。
家計に余裕のある範囲で始めましょう。
50代の証券会社選びでよくある質問
Q.50代ならSBI証券と楽天証券どちらがおすすめ?
一律には決められません。
商品ラインアップやポイントサービスを幅広く利用したいならSBI証券、楽天サービスをよく利用するなら楽天証券が候補になります。
Q.投資初心者ならどこがいい?
商品・手数料だけならSBI証券や楽天証券が候補になります。
ただし、電話サポートを重視するならNISA専用窓口を設けている松井証券も比較してください。
Q.証券会社によってNISAの非課税枠は違う?
いいえ。
NISA制度そのものの年間投資枠や非課税保有限度額は、利用する証券会社によって変わりません。
違うのは取扱商品やサービス、ポイント制度などです。
Q.NISA口座を複数の証券会社で作れる?
同一年にNISAで新規買付できる金融機関は1つです。金融機関を変更することはできますが、手続きや時期に一定のルールがあります。
そのため、最初にある程度比較してから選ぶことをおすすめします。
Q.50代からNISAを始めても遅くない?

年齢だけを理由に遅いとはいえません。
例えば55歳から75歳までなら20年間あります。
重要なのは、
「何歳から始めるか」より「投資するお金をいつ使うか」
です。
生活資金と投資資金を分けて考えましょう。
まとめ|50代の証券会社選びは「自分が何を重視するか」で決めよう
50代からNISAを始める場合、候補になる主要ネット証券として、
SBI証券
楽天証券
松井証券
マネックス証券
があります。
それぞれ特徴があります。
| 重視するポイント | 候補 |
|---|---|
| 商品ラインアップ | SBI証券 |
| 楽天ポイント・楽天サービス | 楽天証券 |
| NISAのサポート | 松井証券 |
| 米国株の選択肢 | マネックス証券 |
どの証券会社を選んでも、投資で利益が保証されるわけではありません。
NISAは利益を非課税にできる制度ですが、株式や投資信託には元本割れの可能性があります。
特に50代では、
生活費
↓
税金・社会保険料
↓
緊急予備資金
↓
数年以内に使うお金
↓
長期間使わない余裕資金
という順番で整理してからNISAを検討することが重要です。
証券会社を選ぶときも、「ポイントが一番多いから」「人気があるから」だけで決めるのではなく、自分が長期間使いやすい証券会社かどうかを比較しましょう。
最初に投資信託の積立だけをする場合でも、将来的に日本株・米国株へ投資する可能性や、困ったときのサポートまで考えて選んでおくと、後から変更する手間を減らしやすくなります。

