「60代の仕事はどこで探せばいい?」
「ハローワークだけで大丈夫?」
「シニア向け求人サイトも使った方がいい?」
60代で再就職を考えたとき、まず迷うのが求人の探し方です。
結論からいうと、60代の仕事探しは一つの求人サービスだけに限定しない方がよいでしょう。
求人には、
- ハローワークにある求人
- 民間求人サイトに掲載される求人
- 企業が自社サイトだけで募集している求人
- 人材紹介会社が扱う求人
- シルバー人材センターなどの仕事
があります。
そのため、
ハローワークだけ
あるいは、
求人サイトだけ
で探すと、自分に合う仕事を見逃す可能性があります。
60代では、
ハローワーク
+
求人サイト
+
企業採用ページ
+
必要に応じて人材紹介・シルバー人材センター
というように複数の求人経路を使うのがおすすめです。
この記事では、60代が仕事を探す7つの方法と、目的別の使い分け方を詳しく解説します。
60代の仕事探しは「どこで探すか」が重要

求人サービスによって扱う仕事が違います。
例えば、
ハローワーク
地域企業・シニア向け求人
求人サイト
幅広い公開求人
人材紹介
専門職・経験者向け求人
シルバー人材センター
短時間・地域密着型の仕事
という違いがあります。
そのため、
「どれが一番良いか」ではなく、「自分の希望に合う求人経路はどれか」
を考えます。
60代の仕事を探す7つの方法
1.ハローワーク
60代の仕事探しで最初に確認したい方法です。
ハローワークインターネットサービスでは、全国のハローワークが受理した求人情報を自宅から検索できます。(ハローワーク)
さらに、厚生労働省は概ね60歳以上の求職者向けに**「生涯現役支援窓口」**を全国300か所の主要なハローワークに設置しています。(厚生労働省)
生涯現役支援窓口では、
- 職業相談
- 職業紹介
- シニア求人の検索
- 職場見学
- 面接会
- セミナー
- 職業訓練の案内
などを利用できます。(厚生労働省)
ハローワークが向いている人
- 地元で働きたい
- 60歳以上歓迎求人を探したい
- 職員に相談したい
- 未経験求人を探したい
- 雇用保険の手続きもある
60代なら、まず利用価値の高い求人経路です。
2.転職・求人サイト
民間の求人サイトも使いましょう。
求人サイトでは、自分で、
- 勤務地
- 職種
- 雇用形態
- 給与
- 未経験
- シニア歓迎
などを設定して検索できます。
検索例
「60代活躍」
「シニア歓迎」
「未経験歓迎」
「年齢不問」
「60歳以上」
「65歳以上」
などです。
ただし、
「シニア歓迎」と書いてある=必ず60代を採用する
という意味ではありません。
実際の仕事内容・応募条件を確認しましょう。
3.企業の採用ページから直接探す
意外と見落としやすい方法です。
興味のある会社があるなら、
「企業名+採用」
で検索してみましょう。
企業によっては求人サイトを使わず、自社採用ページだけで募集していることがあります。
例えば、
- 地元の製造会社
- スーパー
- 物流会社
- 介護施設
- 警備会社
- マンション管理会社
などです。
メリット
求人サイトでは見つからなかった募集が見つかる可能性があります。
注意点
会社情報や仕事内容を自分で確認する必要があります。
4.人材紹介・転職エージェント
60代でも、これまでの経験によっては人材紹介サービスを利用できます。
特に、
- 管理職
- 営業
- 経理・財務
- IT
- 技術職
- 専門職
などの経験がある場合です。
例えば、
営業30年
品質管理20年
経理25年
など、専門経験がある人なら、年齢だけで未経験求人へ切り替える必要はありません。
人材紹介会社では、
- 求人紹介
- 履歴書・職務経歴書の支援
- 面接対策
- 条件調整
などを受けられる場合があります。
ただし、登録すれば必ず求人を紹介されるわけではありません。
60代では、
人材紹介だけに求人探しを任せない
ことが重要です。
5.シルバー人材センター
フルタイムではなく、
「週2~3日程度働きたい」
「地域で少し働きたい」
という場合には、シルバー人材センターも選択肢です。
仕事の例としては、
- 清掃
- 草刈り
- 植木
- 家事援助
- 駐車場管理
- 施設管理
- 簡単な事務
などがあります。
ただし一般企業での正社員・パート雇用とは仕組みが異なる仕事もあります。
そのため、
- 収入
- 就業日数
- 契約形態
を確認しましょう。
厚生労働省の生涯現役支援窓口でも、求職者の希望に応じて地域の関係機関と連携した就労支援を行っています。(厚生労働省)
6.知人・元同僚・取引先から探す
60代の強みの一つは、長年の仕事で築いた人脈です。
例えば、
「今仕事を探している」
と、
- 元同僚
- 以前の取引先
- 業界の知人
に伝えることで、求人情報を得られる場合があります。
特に、
- 営業
- 技術
- 顧客対応
- 管理職
- 専門職
などでは、経験を知っている人から声がかかることもあります。
ただし、知人紹介だからといって、
給与や労働条件を確認しなくていい
わけではありません。
正式な条件を確認してから判断しましょう。
7.求人情報誌・地域媒体
地域によっては、
- フリーペーパー
- 新聞折込
- 地域求人誌
などにも求人があります。
特に、
- スーパー
- 清掃
- 警備
- 配送
- 飲食
- 介護
- 地元企業
など、地域密着型の求人を探す場合に役立つことがあります。
インターネットだけでなく、こうした地域媒体も併用すると求人の幅を広げられます。
60代の仕事探し|おすすめの使い分け

正社員を目指したい人
おすすめは、
ハローワーク
+
求人サイト
+
企業採用ページ
+
経験があるなら人材紹介
です。
求人の入口を広げましょう。
未経験の仕事を探したい人
おすすめは、
ハローワーク
+
求人サイト
です。
例えば、
- 警備
- 清掃
- 介護補助
- 軽作業
- 調理補助
など未経験求人を確認します。
週2~3日程度働きたい人
おすすめは、
求人サイト
+
シルバー人材センター
+
ハローワーク
です。
パート・短時間求人まで含めて探します。
これまでの専門経験を活かしたい人
おすすめは、
企業採用ページ
+
求人サイト
+
人材紹介
+
ハローワーク
です。
60代だからといって、
「警備・清掃しかない」
と考えず、まず今までの経験を使える求人を探しましょう。
60代の求人検索で使いたいキーワード
単に、
「60代 仕事」
と検索するだけでは十分ではありません。
例えば、
年齢系
- 60代活躍
- シニア歓迎
- 60歳以上
- 65歳以上
- 年齢不問
経験系
- 未経験歓迎
- 経験不問
- 資格不問
働き方
- 正社員
- 契約社員
- パート
- 週3日
- 短時間
などを組み合わせます。
「60代歓迎」だけで検索しない
ここは重要です。
例えば営業経験が30年あるなら、
「60代歓迎」
だけではなく、
「法人営業+勤務地」
でも検索しましょう。
経理経験なら、
「経理+勤務地」
です。
これまでの経験で応募できる求人があるかを先に確認します。
そのうえで見つからなければ、
未経験求人へ広げる
という順番がおすすめです。
60代は求人票のどこを見る?
最低限、次を確認しましょう。
雇用形態
正社員・契約社員・パートなど。
給与
月給だけでなく賞与や手当も確認します。
勤務時間
早朝・夜勤・シフトなど。
仕事内容
「軽作業」「管理」だけで判断しないようにします。
必要資格
運転免許・専門資格など。
定年
60代では特に重要です。
契約更新
契約社員・パートの場合は確認しましょう。
通勤
毎日無理なく通えるかも重要です。
60代の求人で「年齢不問」はどう見る?
「年齢不問」だからといって、60代が必ず採用されるわけではありません。
実際の選考では、
- 経験
- 勤務条件
- 適性
- 仕事内容との相性
などが確認されます。
そのため、
年齢不問=採用保証
ではなく、
応募候補になる求人
として考えましょう。
60代は求人を何件くらい見るべき?
「3件見て仕事がない」
と判断しない方がよいでしょう。
まず、
複数の求人経路で20~30件程度を比較する
くらいの感覚で、自分の希望条件の相場をつかむ方法があります。
これは公的な基準ではなく、求人市場を把握するための実務的な目安です。
見るポイントは、
- 給与
- 仕事内容
- 年齢
- 勤務時間
- 雇用形態
です。
求人が少ないときは条件を一つずつ広げる
一度にすべて妥協する必要はありません。
例えば、
STEP1
職種を広げる
↓
STEP2
勤務地を広げる
↓
STEP3
勤務日数を広げる
↓
STEP4
雇用形態を広げる
↓
STEP5
給与条件を見直す
という順番です。
こうすると、
何が求人を狭めているのか
がわかります。
60代はハローワークだけでいい?
ハローワークは非常に利用価値があります。
特に60代なら、生涯現役支援窓口を利用できます。2026年度も、厚生労働省は高年齢求職者の就労経験や生活環境を踏まえた職業相談、求人開拓などを行う事業として継続しています。(厚生労働省)
しかし、
ハローワークだけに限定する必要はありません。
求人サイトや企業採用ページには、ハローワークとは別の求人があります。
したがって、
ハローワークを中心にしつつ、民間求人も確認する
のが現実的です。
60代の求人探しで避けたい5つの失敗

1.一つの求人サイトしか見ない
求人の入口を複数持ちましょう。
2.前職と同じ条件だけで探す
年収・役職・勤務条件の優先順位を整理します。
3.「60代歓迎」だけを見る
過去の経験で検索することも重要です。
4.給与だけで選ぶ
通勤・体力・勤務時間まで確認しましょう。
5.応募する前から諦める
求人条件を満たしているなら、年齢だけで自己判断せず応募を検討しましょう。
まずこの順番で仕事を探してみよう
何から始めればよいかわからない場合は、次の順番がおすすめです。
STEP1
これまでの職歴を書き出す
↓
STEP2
ハローワークで同職種を検索
↓
STEP3
求人サイトでも同じ条件で検索
↓
STEP4
気になる企業の採用ページを確認
↓
STEP5
経験職の求人が少なければ関連職種へ広げる
↓
STEP6
未経験求人も確認
↓
STEP7
応募条件を比較して応募する
この流れなら、
いきなり「60代向けの仕事」に限定する必要がありません。
ハローワークの生涯現役支援窓口を利用してみる
概ね60歳以上で仕事探しに迷っているなら、生涯現役支援窓口を利用できます。
厚生労働省によると、
- 概ね60歳以上が対象
- 在職中でも利用可能
- 職業相談・職業紹介
- シニア求人検索
- 職場見学・面接会
- セミナー
- 訓練案内
などを行っています。(厚生労働省)
全国300か所の主要ハローワークに設置されており、設置場所も厚生労働省が公開しています。(厚生労働省)
60代の仕事探しについてよくある質問
60代の仕事はどこで探すのがおすすめ?
まずハローワーク・求人サイト・企業採用ページを確認しましょう。
経験が豊富なら人材紹介、短時間勤務ならシルバー人材センターも選択肢です。
ハローワークは60代でも使えますか?
使えます。
概ね60歳以上なら、生涯現役支援窓口で専門的な就職支援も受けられます。在職中でも利用可能です。(厚生労働省)
60代未経験ならどこで探す?
ハローワークと求人サイトを中心に、経験不問・未経験歓迎求人を探す方法があります。
60代でも転職エージェントを使えますか?
利用できるサービスはあります。
ただし、年齢・経験・職種によって紹介可能な求人は異なります。特に管理職・専門職などの経験がある人は確認する価値があります。
シルバー人材センターとハローワークはどちらがいい?
目的が違います。
一般企業への就職を目指すならハローワーク、地域で短時間の仕事を希望する場合はシルバー人材センターが合うことがあります。
在職中でも仕事を探せますか?
できます。
厚生労働省の生涯現役支援窓口も在職中の概ね60歳以上の求職者が利用できます。(厚生労働省)
まとめ|60代の仕事は一つの求人サービスだけで探さない

60代の仕事を探す方法には、
- ハローワーク
- 転職・求人サイト
- 企業採用ページ
- 人材紹介・転職エージェント
- シルバー人材センター
- 知人・元同僚からの紹介
- 地域求人誌
があります。
特にハローワークでは、全国の求人検索に加えて、概ね60歳以上を対象とする生涯現役支援窓口が全国300か所の主要ハローワークに設置されています。(ハローワーク)
ただし、
「60代だからハローワークだけ」
と考える必要はありません。
60代まで働いてきた方には、
- 営業
- 経理
- 製造
- 技術
- 顧客対応
- 管理
- 人材育成
などの経験があります。
まず、
これまでの経験を活かせる求人
↓
関連する仕事
↓
未経験でも応募できる仕事
の順番で探しましょう。
そして求人経路も、
ハローワーク+求人サイト+企業採用ページ
を基本に、必要に応じて人材紹介やシルバー人材センターを追加します。
60代の仕事探しで重要なのは、**「60代でも雇ってくれる会社を探す」ことだけではなく、「自分の経験と希望条件に合い、無理なく長く働ける仕事を広く探すこと」**です。

