「50代の転職ならハローワークだけで十分?」
「転職サイトや転職エージェントも使った方がいい?」
「ハローワークには50代向け求人がある?」
50代で転職活動を始めると、このような疑問を持つ方もいるでしょう。
結論からいうと、ハローワークだけで転職活動をすることは可能ですが、50代ならハローワークだけに求人探しを限定しない方がよいでしょう。
ハローワークでは、全国のハローワークで受理した求人をインターネットから検索でき、職業相談・職業紹介も利用できます。求職者マイページを利用すれば、オンラインで職業紹介を受けられるサービスもあります。
さらに、厚生労働省は35~59歳を対象とした**「中高年層(ミドルシニア)限定・歓迎求人」**を開拓しています。50代はこの対象に含まれます。
一方で、転職エージェントには管理職・専門職などの非公開求人を扱うサービスがあり、転職サイトでは自分で幅広く求人を探せます。
そのため50代では、
ハローワーク+転職サイト+必要に応じて転職エージェント
という使い方が現実的です。
この記事では、ハローワークのメリット・デメリットと、50代がどの求人サービスを併用すべきかを詳しく解説します。
- 50代の転職はハローワークだけでもできる?
- 1.全国の求人を無料で検索できる
- 2.地域密着型の求人を探しやすい
- 3.職業相談を受けられる
- 4.50代向けの中高年支援がある
- 5.雇用保険などの手続きもできる
- 1.確認できる求人の範囲が限定される
- 2.管理職・専門職求人を探すなら他のサービスも確認したい
- 3.求人選びを自分で行う部分が大きい
- 4.一つの求人経路だけでは市場価値を判断しにくい
- 地元企業で働きたい
- 年収・役職への強いこだわりがない
- 職員へ相談しながら探したい
- 失業給付などの手続きもある
- 中高年向け求人を確認したい
- 現在の年収をできるだけ維持したい
- 管理職経験を活かしたい
- 高度な専門性がある
- 自分の市場価値を確認したい
- 在職中で求人探しに時間がない
- パターン1|地域密着で探したい
- パターン2|経験・年収を活かしたい
- パターン3|未経験職へ転職したい
- 1.職種名を複数使って検索する
- 2.勤務地を少し広げる
- 3.年収だけで判断しない
- 4.求人票で不明な点を相談する
- 5.中高年向け求人を確認する
- 6.気になる求人は早めに確認する
- 7.求人票だけで判断しない
- 50代でもハローワークを利用できますか?
- 50代向けの相談窓口はありますか?
- ハローワークだけでも正社員になれますか?
- ハローワークと転職エージェントはどちらがいい?
- 在職中でもハローワークを使えますか?
50代の転職はハローワークだけでもできる?
50代の転職はハローワークだけでもできます。
ハローワークは国が運営する公共職業安定所で、仕事を探している人に対して、
- 求人情報の提供
- 職業相談
- 職業紹介
- 応募支援
- 職業訓練の案内
- 雇用保険に関する手続き
などを行っています。
ハローワークインターネットサービスでは、全国のハローワークで受理した求人を検索できます。
したがって、
「ハローワークでは仕事を探せない」
ということはありません。
ただし、
ハローワークに掲載されている求人=世の中にあるすべての求人
でもありません。
ここが重要です。
50代がハローワークを使う5つのメリット

1.全国の求人を無料で検索できる
ハローワークインターネットサービスでは、全国のハローワークが受理した求人を検索できます。
例えば、
- 職種
- 勤務地
- 雇用形態
- 賃金
- 就業時間
などの条件を設定できます。
自宅から検索できるので、
「まず求人を見るだけ」
という使い方もできます。
2.地域密着型の求人を探しやすい
ハローワークでは、地元の中小企業などの求人を確認できることがあります。
50代で、
- 自宅から近い会社
- 転勤なし
- 地域密着企業
を探したい場合には使いやすい選択肢です。
特に、
「大手企業より通勤や働き方を優先したい」
という方には相性があります。
3.職業相談を受けられる
求人を見るだけではなく、職員へ相談できます。
例えば、
「50代でも応募できる求人を探したい」
「この求人に応募して大丈夫?」
「履歴書をどう書けばいい?」
などを相談できます。
厚生労働省の中高年向け支援でも、ハローワークでは履歴書・面接対策などの支援を案内しています。
4.50代向けの中高年支援がある
厚生労働省は現在、35~59歳の中高年層向けに、
「中高年層(ミドルシニア)限定・歓迎求人」
を開拓しています。
また、地域によっては中高年向け専門窓口もあります。
例えば兵庫労働局では、おおむね35~59歳を対象に、担当者制の個別支援や就職面接会などを行っています。
つまり50代は、ハローワークの中高年支援の対象に含まれています。
5.雇用保険などの手続きもできる
退職後に失業給付を申請する場合などは、ハローワークで手続きが必要になります。
転職サイトや転職エージェントではできない手続きです。
そのため、退職後に転職活動をする人にとって、ハローワークは求人探しだけでなく公的手続きの窓口にもなります。
50代がハローワークだけで転職活動するデメリット

ハローワーク自体に問題があるという意味ではありません。
ただし、求人探しをハローワークだけに限定することで生じるデメリットがあります。
1.確認できる求人の範囲が限定される
ハローワークで確認できるのは、原則としてハローワークに求人を出した企業の求人です。
一方、
- 転職サイト
- 転職エージェント
- 企業採用ページ
などには、別の求人が掲載されている場合があります。
そのためハローワークだけに限定すると、求人の取りこぼしが起こる可能性があります。
2.管理職・専門職求人を探すなら他のサービスも確認したい
50代で、
- 管理職
- 高度専門職
- IT
- 経理・財務
- 人事
- 技術職
などの経験を活かしたい場合は、転職エージェントも確認する価値があります。
リクルートエージェントは、50代について、マネジメントや専門性を活かせる非公開求人を扱っている場合があると説明しています。
つまり、
ハローワークにない求人が転職エージェント側にある可能性
があります。
3.求人選びを自分で行う部分が大きい
ハローワークでも職業相談・紹介は受けられます。
一方で、求人検索では自分で希望求人を探していく部分も大きくなります。
dodaはハローワークと転職エージェントの違いについて、ハローワークは求人の中から自分で希望企業を探す一方、転職エージェントは経験・スキルなどに合う求人を担当者が選んで紹介するという違いを説明しています。
4.一つの求人経路だけでは市場価値を判断しにくい
例えばハローワークで、
「自分の職種は年収400万円の求人しかない」
と思っても、別の転職サイトや転職エージェントでは違う年収帯の求人が見つかる可能性があります。
反対に、
「転職エージェントでは求人を紹介されなかった」
場合でも、ハローワークに地域求人があることも考えられます。
だからこそ、
複数の求人経路を比較する
ことが重要です。
ハローワークと転職サイトの違い
| 比較項目 | ハローワーク | 転職サイト |
|---|---|---|
| 運営 | 国 | 民間企業 |
| 求人検索 | できる | できる |
| 求人応募 | 紹介・オンライン応募など | 自分で応募 |
| 職業相談 | あり | 基本的になし |
| 地域求人 | 探しやすい | サービスによる |
| スカウト | 基本的に目的が異なる | あるサービスも |
| 雇用保険手続き | できる | できない |
転職サイトは、
自分で求人をどんどん探したい人
に向いています。
ハローワークは、
求人検索+職業相談を利用したい人
に向いています。
どちらか一方だけを選ぶ必要はありません。
ハローワークと転職エージェントの違い
| 比較項目 | ハローワーク | 転職エージェント |
|---|---|---|
| 運営 | 国 | 民間企業 |
| 求人検索 | 自分でも検索 | 紹介が中心 |
| キャリア相談 | 職業相談あり | 担当者へ相談 |
| 求人紹介 | あり | あり |
| 非公開求人 | 基本的に性質が異なる | 扱う場合あり |
| 書類支援 | 相談可能 | サービスによってあり |
| 面接対策 | 支援あり | サービスによってあり |
| 条件交渉 | 原則自分で確認 | 代行する場合あり |
転職エージェントは、企業との面接日程調整などを代行するサービスもあります。
そのため、
管理職・専門職などの経験を活かしたい50代
や、
自分で求人を選ぶのが難しい人
には転職エージェントも候補になります。
50代ならハローワークと転職サービスを併用するのがおすすめ

50代の場合は、ハローワークだけまたは、転職エージェントだけ
と一つに限定しないことをおすすめします。
例えば、
ハローワーク
地域求人・中高年向け求人を探す
+
転職サイト
自分で幅広く求人を検索
+リクナビNEXTの公式サイトを見る👇
リクナビNEXT転職エージェント
経験を活かせる求人紹介を受ける
という使い分けです。
これなら、それぞれの弱点を補えます。
こんな50代はハローワーク中心でもいい

地元企業で働きたい
勤務地を重視する場合です。
年収・役職への強いこだわりがない
仕事内容や通勤を優先する場合です。
職員へ相談しながら探したい
一人で求人を選ぶのが不安な場合です。
失業給付などの手続きもある
退職後に活動する場合はハローワークを利用する機会があります。
中高年向け求人を確認したい
35~59歳向けの限定・歓迎求人も確認できます。
こんな50代は転職サイト・エージェントも使った方がいい

現在の年収をできるだけ維持したい
複数の求人市場を比較しましょう。
→ 50代で年収を落とさず転職する方法
管理職経験を活かしたい
管理職・ハイクラス領域を扱う転職エージェントもあります。
高度な専門性がある
IT、技術、経理・財務など、専門領域を扱うサービスも確認します。
自分の市場価値を確認したい
紹介される求人や想定年収を参考にできます。
在職中で求人探しに時間がない
求人紹介や企業との調整支援を利用できる場合があります。
50代の求人探しでおすすめの組み合わせ
パターン1|地域密着で探したい
ハローワーク+転職サイト
自宅近くの求人を中心に幅広く探します。
パターン2|経験・年収を活かしたい
転職サイト+転職エージェント+ハローワーク
すべて確認します。
これまでの経験を活かせる高年収求人から、地域求人まで比較します。
パターン3|未経験職へ転職したい
ハローワーク+転職サイト
を中心に探し、必要に応じてエージェントも利用します。
厚生労働省の中高年層限定・歓迎求人には、中高年を積極的に採用する求人があります。
ハローワークで求人を探すときの7つのポイント

1.職種名を複数使って検索する
例えば営業なら、
- 法人営業
- ルート営業
- 営業管理
- 営業企画
なども確認します。
2.勤務地を少し広げる
希望地域に求人が少ない場合は、通勤可能な範囲まで広げます。
3.年収だけで判断しない
月給・賞与・仕事内容・勤務時間などを確認します。
4.求人票で不明な点を相談する
仕事内容などがわからなければ、ハローワーク職員へ確認します。
5.中高年向け求人を確認する
ミドルシニア限定・歓迎求人も検索しましょう。
6.気になる求人は早めに確認する
募集状況が変わる場合があります。
7.求人票だけで判断しない
応募前・面接時に仕事内容や条件を詳しく確認します。
ハローワークの求人は質が悪い?
「ハローワーク求人は質が悪い」と一律に判断するのは適切ではありません。
企業や求人によって条件は異なります。
ハローワーク求人でも、
- 正社員
- 経験者採用
- 中高年歓迎
などさまざまな求人があります。
一方、給与・仕事内容・勤務条件などは求人ごとに確認する必要があります。
これは転職サイトや転職エージェントの求人でも同じです。
求人媒体の名前だけで判断せず、
個別の求人条件を見ること
が重要です。
ハローワークだけで求人が見つからなかったら?
まず、
「自分には求人がない」
と結論づけないでください。
次の順番で確認します。
STEP1
職種名を広げる
↓
STEP2
勤務地を広げる
↓
STEP3
関連職種を確認する
↓
STEP4
転職サイトを見る
↓
STEP5
転職エージェントへ相談する
↓
STEP6
企業採用ページも確認する
求人の入口を増やすことで、別の求人が見つかる可能性があります。
ハローワークで求人を探しながら転職エージェントを使ってもいい?
問題ありません。
ハローワークと民間の転職サービスは併用できます。
例えば、
月曜日
→ ハローワークで求人確認
水曜日
→ 転職エージェントから紹介求人確認
週末
→ 転職サイトを検索
という方法があります。
50代は「ハローワークだけ」にこだわらないことが重要

50代では、
「どこで求人を探すか」
以上に、
「自分の経験を必要としている求人をどれだけ探せるか」
が重要です。
例えば、
ハローワークでは地域求人。
転職サイトでは公開求人。
転職エージェントでは経験に合う求人・非公開求人。
というように、それぞれ違う求人に出会える可能性があります。
一つのサービスだけで自分の転職可能性を判断しないようにしましょう。
まずハローワークと民間求人を比較してみる
最初に、
現在の職種+勤務地
でハローワーク求人を検索します。
次に、同じ条件で転職サイトも確認します。
例えば、
ハローワーク
20件
転職サイト
30件
転職エージェント
紹介候補あり
となれば、それぞれの求人を比較できます。
求人を比較することで、
- 年収
- 仕事内容
- 勤務地
- 必要経験
など、自分の転職市場での選択肢が見えやすくなります。
ハローワーク以外の求人も確認してみる
50代とハローワークについてよくある質問
50代でもハローワークを利用できますか?
利用できます。
厚生労働省では現在35~59歳を中高年層(ミドルシニア)の支援対象とし、限定・歓迎求人も開拓しています。
50代向けの相談窓口はありますか?
地域によって中高年・シニア向けの専門窓口があります。
例えば55歳以上向けの生涯現役支援窓口や、35~59歳向けのミドルシニア専門窓口などが設置されています。
ハローワークだけでも正社員になれますか?
ハローワークには正社員求人もあります。
ただし、希望する求人が必ず見つかるとは限らないため、転職サイトなども併用すると求人の選択肢を広げられます。
ハローワークと転職エージェントはどちらがいい?
一概にどちらがよいとはいえません。
地域求人や公的相談を利用したいならハローワーク、経験に合う求人紹介や非公開求人も確認したいなら転職エージェント、という使い分けがあります。
在職中でもハローワークを使えますか?
ハローワークは失業者だけのサービスではなく、仕事を探している人が求人検索・職業相談などを利用できます。詳細な利用方法は最寄りのハローワークまたは公式サービスで確認してください。
まとめ|50代はハローワークだけに限定せず求人の入口を増やそう
50代の転職でハローワークを利用することには、
- 全国の求人を検索できる
- 地域求人を確認できる
- 職業相談を受けられる
- 中高年向け求人・支援がある
- 雇用保険などの手続きもできる
というメリットがあります。
そのため、ハローワークは50代の転職で十分活用したいサービスです。
しかし、
「ハローワークだけで探さなければならない」
わけではありません。
転職サイトには別の公開求人があり、転職エージェントでは経験・専門性に応じた求人や非公開求人を扱っている場合があります。
50代では、
ハローワーク
+
転職サイト
+
必要に応じて転職エージェント
という使い方がおすすめです。
特に、
- 管理職経験がある
- 専門性がある
- 現在の年収を維持したい
- 自分の市場価値がわからない
という場合は、ハローワーク以外の求人も必ず確認しておきましょう。
大切なのは、どのサービスが一番優れているかではなく、自分の経験を必要としている求人をできるだけ広く探すことです。

